2018年度 春学期
スタートアップセミナー
「高校から大学教育への円滑な移行・接続」を目的として,新入生が「生徒」(受動的に学ぶ学習者)から「学生」(将来を見据えて主体的に学ぶ学習者)へと自立することを目指す科目である。学科別に行う少人数教育を通して,担当の教員が新入生一人ひとりを見守り,入学時の不安を軽減し,適切に助言しながら,グループワークなどを通じて学生同士が互いに学び合い助け合う機会を提供する。
- 建学の精神・基本理念・使命・教育目的・校歌等について
- 日本語力プレースメントテスト 自己紹介
- キャンパスマナー 小論文
- 学生生活のライフ・プラン(留学説明含む)
- 大学生活における目標設定とキャリア・デザイン
- 伝統芸能を学ぶ
- 講義の聴き方とノートテイキングの技法 第1回漢字トレーニング
- 図書館ガイダンス
- TORA-NET Portalの活用(情報教室利用)
- 社会生活の基礎・対人関係
- 学ぶ力-発想力・構成力・表現力
- 学ぶ力-観察力・論理力
- 文章を読み解く技法
- 文章を要約する技法
- 第2回漢字トレーニング まとめ
伝承文化入門
地域社会の崩壊や少子高齢化,核家族の増大のため,地域や家庭で行われてきた民俗祭祀が姿を消す,あるいは形を変えるといった事態が起こっている。本講義では日本人の生活の中に伝承されてきた年中行事と人生儀礼に関する基礎的知識の習得と,それらの意味や目的を理解することを目標とする。
- 年中行事と人生儀礼
- 干支と暦
- 年中行事とは
- 正月行事
- 節分行事
- 盆行事
- 月見行事
- 冬至行事
- 誕生儀礼
- 産育儀礼
- 成人儀礼
- 婚礼儀礼
- 年の祝い
- 葬送儀礼
- 年忌供養
日本文化文献講読A
『風土記』の伝承を講読する。同時代の『古事記』『日本書紀』が中央政府の意思を反映しているのに対し、『風土記』は地方に強く密着した伝承を収めるものである。本授業では、その中から神話的観念の色濃く残るものを取上げ、伝承文芸の研究方法を学ぶ。
- ガイダンス
- 日本神話と『風土記』についての説明
- 福慈と筑波(『常陸国風土記』筑波郡)
- 蘇民将来(『備後国風土記』逸文)
- 夜刀の神(『常陸国風土記』行方郡)
- 阿遅須伎高日子命と雷神(『出雲国風土記』仁多郡)
- くれふし山と兄妹(『常陸国風土記』那賀郡)
- 丹塗矢と乙女(『山城国風土記』逸文)
- 早乙女の死(『常陸国風土記』逸文)
- 空を飛ぶ穀霊(『豊後国風土記』速見郡)
- 天女と酒(『丹後国風土記』逸文)
- まれびとの信仰
- 雷神の信仰
- 異類婚姻譚
- 総括
民間伝承論A
民俗学は,民間伝承を基礎資料として,基層文化の性格と本質を究明する学問である。本授業は,民間伝承のうち,昔話,伝説等の伝承文芸を取り上げ、民俗学の方法に基づいてそれぞれの伝承話のもつ意味を分析的に考察する。
- 序論「民間伝承論A」のカリキュラムのおける位置づけ,目的・概要・具体的達成目標
- 道場法師伝説
- 犬頭糸伝説
- 忠犬伝説
- 弘法伝説
- 瘤取り爺
- 一寸法師
- 物くさ太郎
- 桃太郞
- 浦島太郎
- 蛇女房
- 蛇聟入り
- 狐女房
- 犬聟入り
- 総括
*「日本文化演習A」・「卒業研究」については、ゼミにおいて説明します。